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06.29.13:51

清河八郎生誕190年・クラウドファンディング事業による「西遊草」復刻記念パネル展

emoji6月20日から「西遊草」(文庫 ・ 550頁)の中から著名な建造物や地域を選定して16枚のパネル(A1サイズ)を展示しております。
 その中からほんの少しだけ紹介します。全文は記念館で直接ご鑑賞下さい。


 
 


【5月1日:131頁】伊勢神宮≪三重県伊勢市≫

 内宮は外宮より東にありて(中略)天照大神の尊き事、筆紙にも恐れ多けれども、
(いにしえ)よりその霊験照々(しょうしょう)として、昨年両度の地震の時は(中略)殊に湊船付近にては人死も多かりしに、内外両宮の御境地はすこしも震わず。誠に尊仰すべき事どもなり

▼写真提供三重県伊勢市


【5月4日:137頁】春日大社≪奈良県奈良市≫
 
 曇りけれどもしばらく雨の模様なし。南都は桓武天皇()(ぜん)の王城にして、王宮は今はなれあり。(中略)さりながら大和の国にては第一の名所故、旧蹟かぞふるにいとまなし。まず案内をやとひ、猿沢の池を見るに、五、六丁まわりの小池にて、春日神御手洗(みたらし)といふ。

▼写真提供奈良市観光協会

 
    
【5月15日:177頁】金毘羅宮≪香川県琴平町≫

 壱丁余りのぼりて右のかたに本坊あり。金毘(羅)の札をいだすところにて、(まもり)を乞うもの群りあり。()にも金銀の入る事をびただしく。天下無双のさかんなる事なり。吾等も開帳札を乞ひ、夫より石段をのぼり、いろいろの末社あり。(中略)本殿は五彩色にして小さき宮なれども、うつくしき事をびただし。

▼写真撮影個人



【5月21日:200頁】錦帯橋≪山口県岩国市≫

 早天七ツ頃、潮に乗じ舟子(ともづな)をとき、岩国にいたる。錦帯橋(もうす)は、城に往来する橋なり。錦川にかかりし故、錦帯橋と名づく。錦川は流れ急にして、五、六月の頃急雨のつづく(ごと)に水みち、流れさかだちて、舟渡し相成らぬ事ままありて、城中に往来する事かなはず。

▼写真提供岩国市

 
emoji頁数は、紹介した文章が記載されている「西遊草」の頁数を表しています。
 
emoji本ブログに挿入した写真は、訪問地から提供有った写真に、オリジナルのイラストを合成処理しています。記念館に展示しているパネルには八郎親子は入っていません。

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 

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